結婚して西へ行くまで~西へ来た

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カテゴリ:本( 7 )

節電の夏スタート

6月30日は夏越の大祓でした。
近くの神社へ行こうかと考えていましたが、図書館から借りた本の返却期日が近づいていたので、保冷剤を手拭いで巻いて首にくくりつけて、扇風機を浴びながら家に籠っていました。
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手拭いは好きで色々な柄を取り揃えていますが、代表的な豆絞り柄も愛用しています。
結ぶと首元が窮屈なので、私は洗濯ばさみで留めています。


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2009年に発行された、宇沢弘文氏と内橋克人氏の『始まっている未来 新しい経済学は可能か』という本は、今読んでも読み応えのある本です。
自分の本ならば、心に残ったところなどを赤鉛筆で線をひっぱたり折り目を入れてしまうのですが、図書館の本なので付箋を付けていったところ、付箋でいっぱい・・
ぜひ時間のある方は、手に取って欲しい本です。


例外はあると断った上でですが、宇沢氏は、日本でまともに評価されている経済学者は、まず政府の諮問会議や審議会には入っていない、と断言。
官僚が用意した書類をそのまま、あるいは総理に言われたことをその通り実行に移す、学者としては全く失格であり人間としても救いが無いと、小気味良いです。
これは、その通りだと思います。
○○会議ともっともらしく名付けられたところから出された指針を、有難がったり正しいと盲目的に信じるのは止めたほうがいいことは、今回の原発事故からも明らかです。

そしてこの本を読んで強く思ったことは、経済学者には、経済的論理だけでなく、社会正義を兼ね備えて欲しいということ。
例えばですが、小泉政権下で音頭を取っていた竹中平蔵氏ですが、彼は経済学者ではなく、ただ金儲けを試みる人間だった、それに尽きると思います。






本書を読んで、いかに世の中を知らなかったか、勉強不足なのかを痛感しました。
遡ること1989年7月、日米構造協議の中の米国の要求は、日本のGNPの10%を公共投資に当てろというもの。(こんな内政干渉を受けること自体がおかしいと思いますが・・)
しかも、その公共投資は決して日本の生産性を上げることに使ってはいけない、全く無駄なことに使えという信じられない要求でした。
そして自民党政権下(海部内閣)、10年間で430兆円の公共投資が生産性を高めない形で行われていたのです。(それでも不十分だという批判を受け、1994年に200兆円追加)
私は、地方自治体は何故、無駄なものばかりを作ったのだろうと、批判的な目でしか見ていなかったのですが、それを強制したのは当時の政府でした。
その後、小泉政権では地方交付税は削減され、地方には負債だけが残り、結果、医療等の崩壊が起こり、しわ寄せは個人に来ています。
国というものはあくまで入れ物でしかなく、守るべきは国民ではないのでしょうか?

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by turnmyeyesto | 2011-07-01 21:03 | | Trackback

マルクスのかじり方



私が学生だった頃、大学でマルクスを教えていた先生は(関東圏では確か)皆無だったと思う。
経済学史などで名前をみるぐらいで終わっていたような。

マルクスというと共産主義、そして言葉は悪いかもしれませんが危険思想といった刷り込みが日本にはあるように思う。(私の勝手なイメージですので、、、)
資本主義(新資本主義)が万能のように思われて(私自身、そう思っていた)けれど、実際に現代に息をして暮らしていると、そうではないように感じる昨今。

皆が共に豊かに暮らすことが出来れば、それが一番の幸せであるように思うのですが、それが目標にならず、経済がうまく回ることが目標になっているような気がして、手段と目的が逆になっているような気がしてならないのです。

2009年11月に英BBCによって行われた「自由市場の資本主義はうまくいっているか」という国際世論調査(27ヶ国)において、「資本主義はよく機能しており、規制強化は効率低下を招く」と答えた人は11%。
51%の人は「資本主義には規制と改革が必要」
33%の人は「資本主義は致命的欠陥を抱えており、新しい経済システムが必要」と回答。

うっかりすると、日本では11%の回答を今もって支持していそうな気配が怖い。


『マルクスのかじり方』

さらっと読めて、潜在的拒否反応がある人にも読みやすい本だと思います。
『資本論』

読んでみようかなあ。しかし9巻まであるのネ・・・遠い・・・


秋葉原事件は必然!?トヨタ社員が憤る人材の使い捨て(前編)
秋葉原事件は必然!?トヨタ社員が憤る人材の使い捨て(後編)
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by turnmyeyesto | 2011-06-16 10:52 | | Trackback

テロリストのパラソル

年末の仕事の一つ、大掃除に少しずつ着手。
そして、その中には恒例の雑誌整理も含まれています。

定期購読している雑誌はなく、店頭で気になるものがあったら購入していて、大体平均すると月に4冊ぐらいでしょうか。
最初から最後まで目に通すことなく、次の月に入ってしまうので、結果的に溜まっていきます・・
捨てる前にと、慌ててページをめくっているのですが、その中に目に留まった記事。
作家の藤原伊織さんが今年の5月に逝去されていたとのこと。

藤原伊織さんの作品で最初に手にしたのは、『テロリストのパラソル』というハードボイルドとミステリーを併せもった作品。
面白い!!と一気に読み切ったと記憶しています。
けれど、次に手にした『ひまわりの祝祭』という作品には、そこまでの衝撃がなく、作品の印象がもやもや~とした薄いもので、手元に残しておくか悩んだまま本棚に。

遺作長編『名残り火』は、まだハードカバーのものしかないようなので、『てのひらの闇』というものを購入。(『名残り火』は『てのひらの闇』の続編らしい。)

昼間から頭痛に悩まされていた昨日。
仕事を終えて、鎮痛剤を飲んで一眠りしてから読もうと考えていたのですけれど、本を目の前にしていたら我慢出来ず、読んでしまった。頭痛い・・

こう言ってしまうと身も蓋もないのですが、小説だからね、と思ってしまう設定が残念。
やはり最初に手にした作品が、私の中では一番でしょうか。
といいつつ、他の作品も読んでみたいと思います。
しなくちゃいけないことは他にあるのだけれど・・。
雨が降っているし、本が読みたい。
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by turnmyeyesto | 2007-12-22 11:23 | | Trackback | Comments(0)

蝉、夏休み、読書感想文

夏は子供時代を思い出させる季節だと思う。
だから私は夏が大好きなのかもしれない。

一足早い夏休みのようなものをとって、しみじみ夏はいいなぁと実感。
まだ、この先にも夏休みはあるけれど、第一弾の夏休みで強く印象に残ったのもの。それは蝉。
房総半島で鳴いていた蝉は、今まで聞いたことの無いような鳴き方をしていました。
カナカナカナでもない。ジージーでもミンミンでもない。
表記するのが難しい、と鳴きに耳を傾けながらずっと思っていました。
鳴き声に包まれるうちに、異次元を感じさせてしまう。そんな鳴き方でした。
そんな不思議な音を聞いていたら、一冊の本を思い出しました。
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村上春樹さんの作品の中でも一番好きな作品です。
もう、何度となく読んでいるのですけれど、また読もうかなぁ。



子供時代の夏休みといえば、読書感想文、なんてものがありました。
新聞か何かで知ったような気がするのですが、今、ドストエフスキーが人気だとか。
亀山郁夫さんによる新訳『カラマーゾフの兄弟』が売れていると聞いたのですが、私、こちらの作品を実は読んだことがありません。『罪と罰』さえも読みきったかどうか定かで無いような・・(恥)
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今年の夏にこれを読みきることを目標にしようかな~
と、大人になると、自発的に何かを自分に課そうとしてしまうのは何故なんでしょう?(達成できるかは問わず)
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by turnmyeyesto | 2007-08-04 18:28 | | Trackback | Comments(0)

模倣犯

ようやく模倣犯を新幹線の車中で読み始める。
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模倣犯は1、2、3、4、5巻とあったのだけれど、
そのうち1巻目はちゃんと読み(宮部みゆきさんの世界に身を投げて読んだ)、
2巻目はほぼ読んだ。(読んでいて苦しいと思うところは、後から読んだ。)
3巻目と4巻目は、飛ばし読み。二冊あわせて、多分20分もかけていない。
5巻目は、ほぼ、ちゃんと向き合って読んだ。

2巻目を読んだ時点で、大体先の展開が読めたので3、4巻を飛ばし読みしたというのもあるのですが、それよりも怖かったからです。
人の悪意というものと向き合うのが、たとえ小説の中だけだとしても、とても怖く、また辛くなってしまった。
それだけ宮部みゆきさんの力量を感じられる小説だと思うのですが、でも、私の体の中にズシリとくる内部アタックの限界を越えないために、一冊にまとめて欲しかったと思ってしまいました。(そんなことは絶対無理で、あり得ないことですが)

甘いと思うのですが、善と悪があったとしたら、善ばかりと向き合っていたい。
善い人は善い日々を手に出来る世の中であってほしい。
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by turnmyeyesto | 2006-01-27 02:33 | | Trackback(1) | Comments(6)

ビバ漫画大国

日本に生まれてよかったね~、と思うことの一つが漫画大国であるということ。
外国にも探せば面白い漫画もあるのかな、とも思うのだけれど、私の知っている限りでは、あまりピンとくるものがない。

そんな中、漫画について語り合いましょー!と初心者日記~結婚生活のrawFruitさんからお誘いいただいたのでつららと記してみます。

1.Total volume of comic on my Bookshelf(本棚に入ってる漫画単行本の冊数)

自分のもの15冊、彼のもの4冊の計19冊です。

実家に帰ればもっとあるのですが、こちらに来るときに断腸の思いで残してきました。
私が持ってきたのは全て西村しのぶさんの作品(サードガール以外)。
彼が持ってきたのは、ムーミンコミッス4冊。(彼が言うには、人生の教えが描かれてあるそうな。)

2.Comic thought to be interesting now(今面白い漫画)

二ノ宮知子さんの『のだめカンタービレ
ちょうど、昨夜、雑誌を立ち読みしてまいりました。ぐふ。
千秋よ、がんばりたまへ。

3.The last comic I bought (最後に買った漫画)

西村しのぶさんの『一緒に遭難したい人②
リビングにぽーんと置いておいたら彼も読んでいました。
派手な内容じゃないけれど、余韻の残る漫画だね~との感想。そうでしょうそうでしょう。

4.Five comic I read to a lot, or that mean a lot to me(よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画)

うーん、何にしようかな。
自分ではコミックを所有していないけれど、今、思いついたものを選ぶことにします。

・室山まゆみさん『あさりちゃん
小学○年生などで読んでいたような。
今、調べてみたら77巻まで出てるの!?すごい・・・

・新沢基栄さん『ハイスクール奇面組
意外とホロリとくることろがあって、涙したりしていた記憶が。

・深見じゅんさん『悪女
これ、TVドラマで見てなかなか面白いな~と思っていて、何年と経ってから、漫画が原作と知り、漫画喫茶で読み始めたのです。
でもまだ最終巻まで制覇していなかった・・!漫画喫茶へ行かなくちゃ~

・江口寿史さん『ストップひばりくん
この方の絵柄が好きでした。
内容も一癖あって面白かったような。もう一度読んでみたいな。

・井上紀良さん『女帝花舞
祇園の舞妓さんが主役のお話で、なかなかオトナ~な世界の話であります。
これも漫画喫茶で読み進めていて、今、何巻目だったかな?


小中高校生の頃に胸をきゅんきゅんさせながら読んでいた少女漫画が一冊も入っていないのは、我ながら何故なんだろうと、読み返して思うのだけれど、今、思いつかなかったのだから仕方がない。
この5冊でお願いします。

5.Five people to whom I'm passing the baton(バトンを渡す5名)
こんな面白い漫画があるよ♪と教えてくれる方にお願いしたいです!
どなたかーーーー!
 
お一方、お願いいたしました。
それも初めてコメントくださった方に・・
「ホーロー旅日記」のaze2さんです。
快く引き受けてくださってありがとうございます!

ネットってやっぱり面白いなぁ。
うまく表現できなくてもどかしいのだけれど、出会いが自分が意図しないところにポっと出てきてくれて、そしてお喋りできるじゃないですか。
ステキなツールです。
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by turnmyeyesto | 2005-07-26 17:27 | | Trackback(1) | Comments(4)

自分の日々

過日、新幹線の中で読むための本として、京都駅構内で『松本清張傑作短編コレクション・中』を購入。

どうしてこの本を手に取ったかというと、好きな作家の一人である宮部みゆきさんが責任編集をされていたからです。
本当は上巻から読みたかったけれど、見当たらなかったので中巻から。

本編が始まる前に、9頁でしょうか、宮部みゆきさんが前口上を述べられていて、その9頁だけで、ぐううう、、っと来て考えさせられました。

そのまま文章を写すのって好きじゃなく、出来る限り自分なりに意訳して簡潔に言葉にしたいのですが、これは意訳しようがないほど素晴らしいと思うので(やっぱり宮部みゆきさんってやさしくて大好きだなぁ。。)、書き写してしまいます。

そういう女性は、創作物の中では、たいてい、その空っぽの部分を埋めつくす、淀んだ悪意の持ち主として描かれます。自分に恵まれなかった出会いや愛を得た他の女性をうらやんで、それを奪ったり壊したりする女性として創られます。
でも杉子は違います。
私はそこに、清張さんの、孤独な人間に対する優しさと敬意を感じます。
淋しいからといって、人は悪意ばかりを育てるわけではない。淡々と静かに他人の人生を見送り、黙々と自分の日々を送るという、孤独な人間の善意と矜持というものも、確かに存在するのだ――。

宮部みゆき責任編集『松本清張傑作短編コレクション』文集文庫より抜粋

孤独に生きたいと思ったことはありませんが、黙々と自分の日々を送るというのは、私の指針の一つです。

ちなみに、『杉子』とは短編集の一つの主人公の女性の名前。
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by turnmyeyesto | 2004-11-16 12:05 | | Trackback | Comments(2)
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奈良での毎日→神戸元町暮らし +旅、散策 


by turnmyeyesto
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